避妊・中絶
CONTRACEPTION & ABORTION
中絶でお悩みの方は、
秋田県秋田市の土崎レディースクリニックにご相談ください。
避妊の基礎知識
望まない妊娠をしないために…
望まない妊娠をしないために、そして女性が自分で自分のからだを守るためにも、避妊に対する正しい知識を身に付ける必要があります。見つけたい、自分に最も適した避妊法
現在、日本ではいろいろな種類の避妊法が用いられていますが、経口避妊薬(ピル)と不妊手術以外は、100%近い効果を望めません。 また、年齢や生活環境、将来の出産予定(希望時期)、パートナーの協力度などによって、向き不向きもあります。 自分のからだのこと、セックスライフのスタイルなどを総合的に考えながら、無理なく、より確実で、ご自分に合った方法を選ぶことが大切です。避妊法の種類
- 基礎体温法(オギノ式) ・・・
排卵日を推測し、この時期の性交を避ける。 - 殺精子剤・・・
精子を殺す薬を膣の中に入れる。 - ペッサリー・・・
ゴム製のキャップを子宮の入り口にかぶせる。 - コンドーム・・・
ゴム製の袋を男性の性器にかぶせる。 - IUD(リングなど)・・・
子宮内に器具を入れる。 - 経口避妊薬(ピル)・・・
女性ホルモンを含む錠剤を飲む。 - 不妊手術・・・
外科的に手術する。
基礎体温法(オギノ式)
基礎体温を毎日測ることにより、排卵日、妊娠しやすい時期・しにくい時期を知り、避妊する方法。ただ、女性の体はデリケートで、体調や心の動揺によって排卵のリズムが狂うことも多く、あくまでも補助的な避妊法として位置付けられます。 計画的な避妊の目安にはなるものの、あくまでも補助的な避妊法と位置付けられます。
殺精子剤
膣の中で精子を殺すゼリー、フィルム、錠剤を、性交前に膣に挿入する方法。
これらの避妊効果は、挿入後5分経過してからでないと現れず、持続時間も約1時間と限られているため、この間に射精が行われなければ効果がありません。また、妊娠率も3~21%と不確定要素が多く、コンドームとの併用が望まれます。ペッサリー
精子が入らないように、子宮の入り口に装着する天然ゴム製のふたのようなもの。医師に相談し、自分に合ったサイズのものを選んで下さい。
ペッサリーに殺精子剤を塗って性交前に装着し、射精約8時間後に取り出します。
避妊効果は必ずしもいいとは限りません。コンドーム
男性性器に装着する、現在最もポピュラーな避妊法。エイズ等の性感染予防にも効果がありますが、失敗率(妊娠率)は2~12%と意外に高いデータがあります。
正しく装着すること、有効期限を過ぎたものの使用は避けるなど、慎重な使用が望まれます。
IUD
リングやループを子宮内に入れ、受精卵が着床しないようにする方法。一度装着すると3~4年間使用でき、妊娠率も2~3%と高い成功率が期待できます。
半面、不正出血や過多月経、月経痛が強くなるなどの副作用もみられます。医師の指示により定期検査を受ける必要があります。
経口避妊薬(ピル)
排卵を抑えることにより避妊する薬のこと。近年、その使用が解禁され、注目が高まっている避妊法であり、正しい知識の習得が不可欠です。
経口避妊薬(ピル)についての詳細はこちらをご覧ください不妊手術
女性側が妊娠できないようにする「卵管結さつ術」(卵子が通る卵管の一部を途中で結ぶ手術)と、男性側の精管切除術(精管を縛って切る手術)があります。
子供を産み終えた世代の確実な避妊方法と考えられ、手術するかどうかは慎重に考えて決定する必要があります。手術後、再び子供がほしくなっても、卵管を基に戻す手術はきわめて難しく、手術に成功しても妊娠率は決して高くはないということを十分に念頭において、手術を決断するようお勧めします。
※IUD 、経口避妊薬(ピル)以外は避妊効果は低い